妊娠中、逆子で外回転術をした話 

出産話

妊娠後期の33週2日で逆子と診断され、逆子体操、鍼灸治療でも治らず… 

ついに妊娠35週健診で帝王切開の手術日を決める日に…!!

最後の手段として、先生に外回転術について切り出してみると、快く引き受けてくださり、いよいよ外回転術の日当日を迎えました!

当日までの流れや、外回転術を実際にしてみた感想など、体験談としてお話ししていきます。

35週5日の健診で、実際に外回転術を行う日程を決めました。

私の場合、胎盤がお腹の前側にあるため、外回転術の刺激で胎盤が先に剥がれてしまう、胎盤早期剥離になってしまうリスクがあると説明を受けました。

そうなると、緊急の帝王切開手術になると。

外回転術は、正産期でいつ生まれてもいいとされる、37週5日の日に行うことに決まりました。

外回転術だけなら日帰り入院で行うということです。

そこで外回転術が成功し、逆子が治ったら普通分娩で産む。それでも治らなかったら、その翌週の38週6日に帝王切開手術をしようと決まりました。

エコーで胎児の状態を確認すると、頭が上の状態で、足を伸ばして骨盤にすっぽりとお尻が挟まっていて動きづらい体勢のようです。

そのため、なかなか自分じゃくるっと回るのが難しかったんだね…

先生の力を借りてくるっと回してもらおう!

前日の飲食は夜の9時以降は食べないように指示されており、飲み物は当日朝の6時まで、それ以降は飲んだり食べたりしないよう指示されていました。

うっかり忘れないように、冷蔵庫に手書きで張り紙して対策してました。

禁飲食の指示については、緊急で帝王切開になる可能性があるため、手術のときと同じように指示されています。

9:00 病院到着

クリニックが始まる9時に来院するようにいわれ、9時には到着していました。

いつもの妊婦健診のながれで、血圧を測って尿をとり、まず診察を受けます。

10:00 入院部屋へ

その後病棟にあがって、入院部屋に案内されました。

そこのクリニックは出産後はみんな個室ですが、出産前は3人部屋の大部屋に案内されることになっています。

この日は私のほかに、後からお一人入院されていました。

11:00 点滴スタート

そして、11時頃からお腹の張り止めの点滴などを始めました。この点滴の副作用が地味に辛かったんですよね。

切迫早産の治療にも使われる、お腹の張り止めの点滴や薬って、動悸などの副作用があるといわれています。

私も初めて使ってみて、動悸や手が震える感じがして、とにかく具合が悪くなりました…

ちなみに病院によっては、外回転術の際に硬膜外麻酔の痛み止めを使用する場合もあります。

私のクリニックでは硬膜外麻酔の痛み止めは使用せず、処置の際痛い場合は、点滴から痛み止めを使用すると言われました。

12:30 いざ外回転術スタート!

外回転術自体は、医師の午前中の診察が終わった12時半からスタートしました。

助産師さんに手術室に案内され、歩いて向かいます。これで無事逆子がなおって普通分娩できるといいなという、期待と、不安の中手術室に向かいました…!

そこで手術台の上に仰向けで寝て、手術台が動き、頭を下げた状態の「骨盤高位」の体勢となります。

そして先生の出番です!

まずはお腹外側から、胎児の頭とおしりを触れて、胎児が前周りのでんぐり返しをするような向きで回転させるように動かしていきます。

外回転術の処置では痛み止めを使用する場合もあるので、どのくらい痛いのか?痛み止め使わなくて大丈夫なのか?と少し不安でしたが、、なんとかなりました…

実際どのくらいの痛みかというと、お腹の中の痛みというよりは、皮膚を強く摩擦するような痛み(指圧のような、爪の圧のような)だから痛いのはほんとにその処置中だけです。

ただ人によっては外回転術の刺激でお腹に皮下出血のようなあとができたとも聞くので実施する医師や、妊婦さんの状態によって感じ方はそれぞれだと思います… 

肝心のお腹の赤ちゃんの動きはどうなのか!?

先生が、お腹の赤ちゃんの頭とお尻をお腹の外側から触れて、少しずつ、少しずつ動かしていきます…

なんとか横向きまでは回ります、しかし、その先がくるっといかずに、引っ掛かるような感じだと。

先生も必死に3回は前周りをチャレンジしてくれますが、なかなか横向きから回らず…

最後に、反対向き(後ろ周り)でもやってみましょう、と言われ、先生に後ろ周りでもやってもらいますが、そっち側ではびくともなかったと… 

結果、外回転術で逆子治らず…

処置時間は10分くらいで、これにて終了となりました。

14:00 全て終了し帰宅

処置終了後は20〜30分、モニターをつけて赤ちゃんの動きをみて、点滴が終了し、14時ちょっと前に帰ることができました。

終わってみた感想としては、外回転術でなおらなかったことはちょっと残念だったけど、やれることはやったな、という達成感の方が強かったです。

これまで逆子体操鍼灸治療など逆子をなおすために良いということは色々やってきて、それでも治らないなら仕方ない、潔く帝王切開手術するしかないなっという感じでした。

もうやれることはやりつくした。きっとお腹の赤ちゃんが、この向きが心地よくてずっとこのままがいいだななにか赤ちゃんなりの理由があるんだなと思いました。

これまで、協力してくださった鍼灸治療のスタッフさんや、快く外回転術をしてくださった先生には本当に感謝です。 

外回転術をしてくださったクリニックの院長先生は、本当に穏やかで優しくて言葉の言い回しも、とても素敵な先生です。

外回転術が終わった後に、では来週の「○月○日がお子さんのお誕生日になりますね」と言われ、帝王切開の不安よりも、この日に確実に産まれてきて、お腹の子にいよいよ会えんるんだ!という嬉しい、ほっこりする気持ちになりました。

次回、帝王切開手術の体験話などまとめていきます。

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