現在1歳2ヶ月になる娘は、卵アレルギーがあります。
離乳食中期まで普通に食べられていた卵が、ある日突然アレルギー反応を引き起こしたのです。
この記事では、娘が卵アレルギーと診断されるまでの経緯や、その時の私たち家族の戸惑い、そして治療に至るまでの体験を詳しくお話しします。
同じようにお子さんがアレルギーを持っている方や、不安を抱えている方の参考になれば幸いです。
娘が卵アレルギー症状を初めて起こした経緯は、前々回記事「ある日突然、卵アレルギーが発症!」を。
アレルギー専門病院選びや実際に行った検査については、前回記事「娘の卵アレルギー 専門病院での検査」で詳しくご紹介しています。
今回はアレルギー専門の病院にかかり、採血検査をした詳しい結果などをお伝えしていきます。
検査内容
アレルギーの検査は採血検査をしました。
検査項目はIgEや代表的なアレルギー項目の猫、犬、卵白、牛乳、小麦、米、大豆、エビ、じゃがいも、鮭、オボムコイド(卵のたんぱくの成分)マラセチア、ダニです。
初回受診時に採血を行い、1週間で結果が出るとのことで、1週間後に再診に来るように言われました。
採血結果
検査結果はこちらです。

先生からは卵アレルギーの数値がけっこう高い、ガッツリ卵アレルギーだと言われました。
診断結果とアレルギーの状況
- 卵アレルギー
- IgE値が47と高く、アレルギー体質が強い。卵白・卵黄ともに反応しており、特にオボムコイド(加熱しても残る卵のアレルゲン)にも反応あり。
- 自然に治る可能性は低く、治療が必要。3歳頃までかかる見込み。
- その他のアレルギー
- 動物や牛乳、他の食べ物には特に問題なし。
皮膚の状態
- 肌荒れがあるため、アトピー性皮膚炎やマラセチア(カビアレルギー)も関連している可能性が高い。
- 耳や頭皮が荒れている場合は、薬(シャンプータイプや塗り薬)で治療する必要がある。
先生から肌荒れについても指摘され、卵アレルギーの数値がこれだけ高いと肌が荒れていたり、荒れやすい可能性があると言われました。
確かに娘は朝夕しっかり保湿していても、耳たぶの付け根が切れる症状が出やすかったり、頭もよく掻いており、皮膚の症状についても気になっていました。
今後の治療方針
- 負荷試験
- 1〜2ヶ月後に負荷試験を実施し、どの程度卵を摂取できるか確認する。
- 卵アレルギーが重度である娘の場合は、卵そのものではなく、小麦と混ぜたクッキーなどで少量から始めて体を慣らす治療を行う。
- 卵は小麦と合わせて調理すると卵のアレルギーの成分が下がるため、まずはクッキーから。
- 1年くらいはクッキーで慣らし、その後卵そのものを少量ずつ進めていく。
- 日常対応
- 万が一、卵入り食品を誤って食べた場合は症状に応じて対応。軽度(赤いポツポツ出るくらい)であれば飲み薬(処方された抗アレルギー薬)で対処可能。
- 重症の場合は病院を受診。
- 次回診察
- 1ヶ月後に再診予定。
処方された薬と指導
- 飲み薬(お守りとして持ち歩ける抗アレルギー薬)を処方。
- 塗り薬やシャンプータイプの薬の使用方法については看護師から説明あり。
薬の塗り方、使用方法
- 痒がっていた頭:コムクロシャンプーというステロイドが入ったシャンプーを処方されました。
- 使い方:普通にシャンプーするように髪の毛を濡らしてから泡立てて使う。そしてそのまま15分おく。15分置いている間に、体などを洗うとよいと。
- 耳:メサデルム+ヒルドイドが混ざった軟膏を塗る。 メサデルムはステロイドの薬、ヒルドイドは保湿剤です。
どちらの薬も毎日、1日1回使用し、1ヶ月後に再診と言われました。
- アレルギー症状時の薬は:レボセチリジン塩酸塩DS 0.5%です。
- この薬は3回分処方され、誤って卵の入ったものを食べてしまい皮膚症状が出てしまった時に飲むように言われました。
まとめ
今回の記事では、娘が卵アレルギーと診断されるまでの採血検査の結果や、診断内容、今後の治療方針について詳しくお伝えしました。
卵アレルギーの数値が高く、自然に治る可能性は低いとのことで、負荷試験を通じて少しずつ体を慣らしていく治療が必要だとわかりました。
また、肌荒れやマラセチアによる影響も考慮しながら、塗り薬やシャンプーを使ったケアを行っていくことになりました。
同じようにお子さんがアレルギーで悩んでいるご家庭にとって、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
これからも娘の成長に合わせてアレルギーと向き合いながら、日々の生活を工夫していきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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