逆子を治すための鍼灸治療

出産話

妊娠9ヶ月(33週4日)で逆子(骨盤位)といわれ、次回35週健診までに治らなければ帝王切開の日程を調整しましょうといわれ、逆子体操をしていまいた。

他にもやったこととして鍼灸治療がいいと聞き、逆子をなおす鍼灸治療をやっている鍼灸院を調べ、口コミの良いところを予約してやってみることにしました!

鍼灸治療とは、患部やツボに鍼やお灸を用いて刺激を与え病気の治癒や予防を目指す治療法とされています。

一般的に逆子矯正のツボは三陰交(うちくるぶしから指4本分上)や至陰(足の小指の生え際、一番外側)の2つです。冷えを改善したり、血流をよくすることで赤ちゃんがよく動き、逆子がなおると考えられています。

逆子を治すためにお灸をすることはよく聞くことですが、有用性は確認されていないそうです。

私の行った鍼灸院の、逆子をなおす鍼灸治療ではまず、

  1. 浴衣に着替える
  2. 4Dエコーで胎児の向きを確認
  3. 鍼治療  逆子のツボだけでなく、頭の頭皮から首、背中、腰、足にかけて全身に細い鍼を刺します。
  4. お灸  お灸も逆子のツボだけでなく肩や腰、足にかけてお灸をしていきます。「もぐさ」といわれる、よもぎの葉の裏にある線毛を精製したものを体にのせて、火をつけてジリっと燃やします。
  5. 最後にまた4Dエコーで胎児を確認

という流れで行っていました。初回だけ、お試しで全身のマッサージもしてもらいました。

一回の施術時間は鍼とお灸で1時間ちょっと、全身マッサージ60分と鍼とお灸の日は2時間くらいでした。

マッサージや鍼、お灸をすることで血流が改善し、子宮の血流もよくなることでお腹の中の赤ちゃんも活発に動くようになり、くるっと回って逆子がなおるといわれています。

私の行った鍼灸院では、鍼灸治療を行うベッドはそれぞれカーテンでしっかりと仕切られており、プライバシーに配慮されており、逆子治療をする施術室は一番奥で専用のスペースとなっていました。

そこにはこれまで逆子治療を受けて、生まれてきた子たちの写真がたくさん。可愛い写真に囲まれて治療の緊張が少し和らぎました。

もちろん施術中も、バスタオルをかけてくれたり、女性の鍼灸師さんが担当してくれたりと、女性も安心して施術できる環境でした。

今まで鍼もお灸もやったことはなく、初めての体験で緊張でした。鍼を体に刺して痛くないの?お灸って熱くないの?火傷しない?と不安だらけ。でも子どものためにもやるしかない!って感じで挑みました。

実際やってみて…

鍼けっこう痛いし、お灸もちゃんと熱い!!

いや、きっと逆子のツボの部位が特別痛いんです。

実際鍼は頭(頭皮)から肩、背中や腰、足まで全身に刺してましたが、その辺だけならほぼ痛くない(ちょっとチクっと程度)なんですが逆子のツボといわれる三陰交(うちくるぶしの上)、至陰(足の小指の爪あたり)が特に痛いんです!!

たしかに、足の小指ってタンスの角にぶつけたらかなり痛いし、痛みに弱い部位ですよね…

でも、終わった後はじんわり汗をかいてて体がぽっかぽかになってるんですよ!冬で寒かったのに!

赤ちゃんの胎動も明らかに増してて、活発になってるのもよくわかります。痛いけど、これは効果ありそう!! 

実際施術中に、院長先生やマッサージ師さん、鍼灸師さんと話してても、1回やってその夜治りましたっていう方もいたとおっしゃっていました。

施術室にも逆子治療で来た、母子たちの写真がたくさん貼ってあって、少なからず効果はあるんだと、期待できました!

では、実際鍼灸治療ってどのくらいのお金がかかるんでしょう?

私の行った鍼灸医院では、鍼とお灸セットで1回 5800円マッサージは60分 5500円です。

トータル5回行ってかかった料金は初診料も含め、計36100円でした。

鍼灸治療って自由診療なので医療費10割負担なんです…

けっこう高いけど、これで逆子が治って帝王切開の手術しないで済むんだったらと、藁にもすがる思いでやってました。

ちなみに鍼灸療法は医療費10割負担ですが、医療控除の対象になるので、領収書は必ずもらっておきましょう!

私は妊娠34週2日から、2日に1回のペースで計5回の鍼灸治療を受けました。

はじめに鍼灸の院長先生の話でも5回は試して効果を見てほしいということでした。

ただ妊娠34週にもなると胎児がどんどん大きくなっていて、子宮の中で回るスペースが狭くなっていくので、すぐに始めましょう、可能性はあると。

鍼灸治療やるならもっと早い段階(妊娠30週前後)のほうが回りやすいとその時初めて知りました…

逆子の鍼灸マッサージは、逆子体操よりはるかに矯正率が高いと、院長先生はおっしゃっていました。

実際そこの鍼灸院でも年間100件以上の逆子治療をしているようで、人によっては効果がありそう。 

でもやはり妊娠週数が経つほど、胎児が大きくなり子宮のスペースが狭くなるので矯正率が低くなるため、逆子と診断されたらすぐに鍼灸治療を始めたほうがよさそうです。

逆子体操、鍼灸治療のほかにも逆子を治すためにやったこと、心がけたことをいくつか紹介します。

  1. 体を温めること  湯船に毎日浸かるようにしたり、腹巻きやズボンの下にもこもこタイツなどを履いて、とにかく体を冷やさないように心がけました。
  2. イメージする・語りかける お腹の中の赤ちゃんに語りかけて、「こっち向きにくるっと回って頭を下にするんだよ〜」とお腹を触りながら言ってました。
  3. 1日1〜2回逆子体操
  4. 2日に1回、計5回の鍼灸治療

逆子の鍼灸治療トータル5回、家で逆子体操を行いできることは試みていましたが、

結果、逆子は治らず…

毎回鍼灸治療の前後で4Dエコーで胎児の向きを確認して、胎児の頭が上の状態から横向きになっているところまでは行きましたが、完全にくるっと回ることはありませんでした…

3回目以降の施術となると、だんだんお灸の時間や回数も増えていきスッタフさんたちの本気度も増していくのがわかりました。

マッサージ頼んでないのに、鍼灸後に院長先生が、逆子のツボのうちくるぶしの上や小指のツボをけっこうしっかりめの強い力でマッサージしていただいたり、最後の5回目ともなると、お灸も今までよりも明らかに長い時間、何回もやってくれてました。

お灸をすると皮膚が火傷の状態になるんですが、その刺激がいいそうです。5回目のお灸の後の火傷の跡は1週間以上は残りました。

こんなに一生懸命やっていただいてありがたいですね。

まず言えるのは、妊娠28週〜29週くらいの早い段階からやることをおすすめします。

もちろん通っている産婦人科の先生に確認してから行いましょう。

私も健診のたびにまた頭が上で逆子だな〜と思ってはいましたが、先生からの指摘もないため何の問題もないと油断していました。

33週で先生に言われてからじゃ遅かった… もっと早めに自分で調べて先生に確認し、鍼灸治療行っていれば結果が変わっていたのかも、と思います。

逆子で悩んでいる方や、これから逆子の鍼灸治療をやってみたいけど、どうなの?という方の参考になれば幸いです。

結局、逆子が治らないまま帝王切開手術の予定日を決める、35週目の妊娠健診となりました。

そこで、帝王切開の説明を受けますが、念のため、先生に聞いてみたかった「外回転術」について聞いてみました! 

外回転術って聞いたことありますか? 私は知らなかったです。

次回逆子治療の「外回転術」についてお話しします。

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