5ヶ月で離乳食を始めて、胃腸炎を繰り返して休んだり、また再開したりと一筋縄ではいかずにきた、離乳食でしたが…
なんとかお腹の状態も落ち着いた6ヶ月終盤。
ついに卵を食べさせてみることに…!

子どもに多い3大アレルゲン
離乳食を始めて、初めての食材で気をつけることといえば、アレルギーの存在。
子どもに多く見られる食物アレルギーの原因となる3大アレルゲンとは、
- 鶏卵
- 牛乳
- 小麦
と言われています。しかし2020年の調査では「木の実類」が小麦を抜いて3位になったとされています。
木の実とは具体的にクルミやカシューナッツ、アーモンドなどで、その中でもクルミの割合が最も多く過半数を占めるとされています。

食物アレルギーとは
食物アレルギーとは、特定の食べ物を食べた後にアレルギー症状を引き起こし、皮膚や呼吸器、消化器、全身に症状が現れる病気で、乳幼児で発症することが多いのが特徴です。
しかし、赤ちゃんが食物アレルギーを発症することを心配し、離乳食や特定の食品を開始する時期を遅らせることは、アレルギー発症の予防にはならないことがわかっています。
初めての卵 与える時期
卵は子どもが食物アレルギーになりやすい食材のひとつです。
赤ちゃんが生後5〜6ヶ月で離乳食を開始し、お粥や野菜などに慣れ、豆腐や白身魚などのタンパク質を摂るようになったら卵も開始していきましょう。
卵アレルギー 対策として
卵のアレルギーの原因となる物質のアレルゲンは卵黄より、卵白に多く含まれます。
卵は加熱処理することでアレルギーを起こしにくくなるので、固ゆでした卵黄から始めて、十分に火が通っていない半熟の卵は食べさせないように気をつけることが大切です。
離乳食の卵の進め方
固ゆでした卵黄を耳かき1杯程度の量からはじめて、徐々に耳かき2杯、3杯と増やしていきます。
そして、離乳食中期(7〜8ヶ月)に卵黄1個〜全卵1/3個、離乳食後期(9〜11ヶ月)に全卵1/2個、離乳食完了期(1歳〜1歳6ヶ月頃)に全卵1/2〜2/3個を食べらるように進めていくとされています。
離乳食の卵 調理の仕方
固ゆでしたゆで卵の作り方は、
- 沸騰したお湯に卵を20分間茹でて、固茹でする。
- その後すぐに湯から取り出し、殻を剥く。
- ゆで卵の卵黄を取り出す際は、包丁で半分に切るより、手で裂くなどして、卵白の成分が、直接卵黄に触れないように分けると、よりアレルギー予防を期待できます。
- 卵黄も手で半分に裂いたら、卵白の成分が触れていない、中心部を耳かき1杯程度すくいます。
また、固ゆで卵の卵黄と卵白は時間が経てば経つほど、卵白の成分が卵黄に染み出してくるとされているため、茹でたら早めに卵白と卵黄を分けた方がいいとされています。
こうしてみると、離乳食の卵黄の準備ってけっこう大変です…
今は便利な時代で、卵の卵黄だけのフリーズドライの離乳食も発売されており、お湯をかけて溶かすだけで、上記のような手間もなく卵黄が準備できるので、そのような商品を使うのも一つの方法です!
次回、初めての卵、実践編をお話ししていきます。
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